映画:シェフ 三ツ星フードトラック始めました、はデジタルPRの例としてわかりやすかった件
2016.01.18【 オルタナティブ・ブログ 】
家族がブルーレイを買ったので、映画「シェフ」を見ました。美味しそうな料理に期待して見始めたのですが、それだけでなく、偶然にも自分の仕事にも関連のある内容で驚きました。
ストーリーについて詳しくは書きませんが、最新のデジタルPRに関する内容(ここではSNSを活用した広報活動を指しています)が満載だったのです。
以下、少しだけネタバレがありますので、これから見たい人は気をつけてください。
主人公が騒動になってしまうきっかけはTwitterの炎上です。仕組みを知らずに不適切な内容を書いたことがきっかけとなります。
その後、ネットで広まる内容を消そうと広報コンサルタントに相談しますが、出来ないことを知らされます。
そこからは炎上を逆手にとってどうリカバリーしていくかが描かれています。不本意な炎上でしたが、知名度自体はあがっているので、ソーシャルメディアで広めながら、着実に美味しい料理を作って提供して行く形となります。
ソーシャルでの拡散は、vineやfacebook、ツイッターなどを利用して行われていきます。スマホを使って、動画や静止画を位置情報付きですきま時間に投稿していきます。位置情報付きの投稿なので、皆が移動販売の場所がわかり、行列が出来て行くのです。SNSとスマホの組み合わせは最強ですね。
そして最後にどうなったかは、是非内容を見て頂いた方がいいのでここでは割愛します。
ソーシャルメディアのことがわからない上司や他の部署の同僚にイメージを掴んでもらう場合にも、適切な映画ではないかと思いました。(ただ、出て来る言葉などはちょっと下品なので、いきなり上司には見せずに、まずは自分で一度確認したほうがいいと思います)
私がこの映画を通じて改めて感じたことは以下です。
- ソーシャルメディアは仕組みを知らずに使い方を誤ると炎上する
- ソーシャルメディア担当は、そのツールに長けた人が行うのが良い
- ソーシャルメディア&スマホがここまで普及したら避けて通るのは難しい(容易に撮影&容易に投稿&容易に拡散)
- ソーシャルメディアは適切なものを複数組み合わせて利用するのが良い
- ソーシャルメディアの投稿は文字だけでなく、画像、映像、位置情報などを組み合わせるのが良い
- ソーシャルメディアを中の人が適切に使えば、費用をかけずに広報活動が行える
- ソーシャルメディアで広めたい中身が「実際に優れていたり」「多くの人の関心事」である必要がある(イマイチなもの、皆が元から関心のないものを広めようとしても、なかなか広まらない)
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※オルタナティブ・ブログ 2015/07/6より、掲載時のまま転載しています。